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いずみの学校 卒業生からのおたよりです

1)現在どこでどんな事をしているか。
  
  京都にある川島テキスタイルスクールに通っています。ここは、主に手織の技術と染色、デザイン論や表現論を軸として、テキスタイルに限ることなく幅広く学んでいます。

2)将来の夢や、就きたい職業は何か。
  とりあえず、「ものづくり」はずっと続けたいです。職業として聞かれると少し困るけど、私が今思うのは自分の絵がどんな形にせよたくさんの人の目に触れて、成長するとともに見た人の中に小さくても明るい何かを残せたり、その一瞬でもちょっと幸せな、嬉しい、楽しい、そんな気持ちを生むことが出来たらいいなーということ。野望は小さくてもいいからいつか個展をひらくこと。 職業として答えるならば、まだはっきりとはわからないけれど、デザインに関わる仕事もしくは小さな子どもと接することのできる仕事に就きたいという気持ちが強いです。

3)在学中はどんな生徒だったか。
  これはI先生に訊くのがいいんじゃないか…?学校を卒業して自分を客観的にみて考えてみると、一年目は泣き虫で、授業の時間内でも耐えられずに授業に出ずに泣いていたりした事が多々ありました。それは、今思えばやっぱり家族から離れた心細さだったり、初めてのことに対応しきれない自分への苛立ちだったり、漠然とした不安からくるものだったんだと思います。11年生になるころには泣く事もだいぶ減っていたし、精神的に弱かったんだと思います。
  高等部新聞を大切にしていました。高等部の生徒と学校全体の父母とを繋げる大事なツールだと思っていたからです。
  絵を描くのが好きでした。絵を描く事でしか自己表現ができなかった・・・とまではいかないけれど、自分の思っていることを人に言葉として発して伝えることが苦手で、そんな自分がもどかしくて、好きではなかった・・・というより嫌いでした。とはいっても、描き始めたのも北海道に行ってからだったのだけれど。自分を保つのに一生懸命で、バランスを取るのが難しかったのだと思います。今絵が無くなったら私は全ての自信をなくしてしまうと本気で思った事もあります。それくらい、私には大切な支えでした。
  リーダーのような役割は苦手だったけれど、それをうまくこなせる同級生をうらやましく思っていました。いつか自分も・・・とおもっていたけれど、私は裏方の方が向いているんじゃないかなーと今は思います。
  やると決めた事、任された事は自分が納得するまでやっていたつもりです。
  たくさん悩んで体調を崩したりもしたけれど、クラスの人達やこの学校が好きで、それは実家に帰りたいという気持ちにも勝る思いでした。だから、卒業するときにはとても寂しかったし不安で仕方ありませんでした。
  

4)在学する事で特に学んだ事、経験した事は何か。
  まずは、クラスのつながりの深さ。これは私たちのクラスが独特だったからなのかもしれないけれど、ふざけたりくだらない事をしたり、一緒になにかをやり遂げたり、時には真面目な顔して話し込んだり、全てをなんのためらいもなくしていたけれど、それは私にとってはすごい事で、一緒に過ごした3年間で貰ったものは計り知れないなぁ・・・と最近よく思います。イタリアへの修学旅行の資金集め(金定、ケーキ販売、託児など)は忙しかったしたくさんトラブルもあったけれど、一つの目標に向かってもくもくと行動していくことにやり甲斐を感じていたし、クラスが成長していくのを肌で感じることができて嬉しかったです。実際にイタリアへ行けた時の喜びは大きなものでした。いい事がたくさんあったのと同時に、時々そのクラスのつながりの深さゆえに苦しくなった事もありました。いくら仲が良くても丁度いい、自分に合った距離感を確保することが大切だということも学びました。
  下宿。他人の家で暮らす事。人への思いやり。何より、家族のあたたかさやありがたさに初めて気づきました。 下宿する事でできる長いひとりの時間は嫌というほど自分と向き合う時間でした。正直、しんどい事の方が多かったかもしれません。でも、必要だったんだと思います。3年間・3ヶ所での下宿は、私を成長させてくれました。
  絵。自分の気持ちを表す大切なものと出会いました。卒業プロジェクトで発表した絵たちは私の3年間の感情の塊です。
  やり遂げる事。10年生時のプロジェクト「自分史」、コーラスの発表、秋祭りの看板制作、高等部新聞の編集、修学旅行資金集め、N君の演劇プロジェクト「SHIROH」、私たちの卒業演劇、卒業プロジェクト。みんなでそれぞれの持つ力をひとつのものにしたり、新しい自分を発見したりしながら物事をやり遂げたときの達成感や充実感、大きな感動は、新たな一歩を踏み出すときの大きな支えとなりました。
  熱心な先生たち。暑苦しいまでに授業へ熱を入れる先生や、I先生みたいな本当に生徒を思ってくれて一人ひとりと向き合ってくれる先生は初めてでした。

5)いずみの学校高等部に不足しているのはどのような事か。
  高等部というより、学校全体にかもしれないけれど、学校外の人とのコミュニケーションを苦手に思う子が多いかと思います。私も元から人間関係を築くのが苦手だったけれど、学校の狭い範囲の中で毎日を過ごしていると、その中でしか自分を主張する事が難しくなってしまうのではないかと思います。全ての生徒がそうであるとは言えないけれど、少なからずそういう子が居るのも事実です。
  初・中等部の生徒や父母との関わり。今は校舎が同じなので随分変化があったのではないかと思うけれど、私たちが学校に通っていたときは、高等部の生徒が何を思っているのか、どんな事を学んでいるのか、何も知らない父母が多い事に同級生と愕然とした事があります。一度だけ、いずみの会の時に高等部生徒と父母・教師が話しをした機会があったけれど、たった一度では全然足りません。この前の夏休み、学校に遊びに行った時、現高等部の子から、小さい学年の父母の方が「卒業生は何をやってるのかしら・・・・・全然駄目ね。」と言っていたのを耳にしたと聞かされ、とても残念でした。私たちの事をどれだけ知っているのか知らないけれど、なんだかショックでした。高等部の事、知ってもらう機会が必要だと思います。
  大学受験をする生徒には、もっとサポートが必要だったのではないかと思います。私は大学に行ったわけでも受験したわけでもないけれど、この学校から大学に入る事は、公立から大学へ入る事とは別物であって、難しいことだとも思います。これから大学への進学を希望する生徒には、受験の対策を充実させたらいいと思います。

6)在校生に伝えたいこと。

  自分にとって大切なこと、小さなことでもいいから見つけて育ててください。
  人とのつながりを空虚なものにしないでほしいです。中身の濃い日々になりますように。

  高等部新聞、がんばって続けてください。

7)今後のいずみの学校に期待することは何か。

  「私の母校は無くなりました」ってことにならないようにお願いします。
  学校に笑顔があり続けますように。

8)その他

  学校に通っているときは色々不満もありました。でも、今離れて見えるのは別物でした。こないだ学校を見て、校舎が変わっていたからなのか、もしかしたらそれだけではないのかもしれないけれど、不思議な感じがしました。大きな校舎もいいけれど、私は末永の高等部校舎がすきです。でも、リフレッシュできてよかったです。ありがとう。

あ、関係ないけれど新作ポストカードできました。私のペースで京都でがんばってます。あたたかく見守っていてください。
長過ぎたかな・・・まだいいたいこともある気がするのだけれど。。。

A・J(2007年度卒)
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1.今現在どこでどんなことをしているか
東京でバイトをしながら予備校に通って受験勉強をしています。

2.将来したいと思っていること、なりたいもの
たくさんの言語をつかいながら日本とあまりなじみの無い国とのパイプ役になって、日本人が本当は知らなければならないような問題を伝える仕事がしたいと思います。

3.在学中はどんな生徒だったか
ぼやっとして鬱々としていることがよくありました。自分が普通の高校にいないで少人数のひととしか関わっていなくて、こんなところにいてこんなことをしていていいのかという漠然とした不安も感じていました。しかし基本は楽観的であって、少し待って、頑張れば何事も大丈夫さ、と思っていました。こうなれたのは変にプレッシャーをかけられたり意味なく存在を否定されたりせず、好きなだけ鬱々としていられたからだと思います。
最後の年には自分が楽しむために半ばむりやりまわりも巻き込んでなにかやろうとしてイベント屋とよばれました。

4.学校で学んだこと
人をそのままの人としてみること。相手のことを勉強のできるできないというモノサシをつかってではなく、その人の考え方や意見を通してつかもうとするようになった。これは先生方が生徒にたいしてやっていることそのものだと思っていいます。

5.学校に不足していること
先生が生徒の勉強の理解度を正確に把握すること。点数をつけるためではない、と行う理由と意味を説明した上でテストなどをしてもよいのではないかと思います。
校庭。いまはもうありますね。
担任(に限らず)教師とのおしゃべりタイム。先生はいつもいないことが多かった。→もちろん忙しくて人数が足りていないこともわかっています。調査に答えるために感じたことを書いているだけなのでおゆるしください。

6.在校生に伝えたいこと
いずみの学校と公立の学校(というかいずみの学校以外の学校)とを対比させ、いや、対立させることを習慣にしないでください。公立校=悪ではないよ。

7.今後期待すること
 学校がなくならないこと                                  N・H(2006年度卒)

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1、現在どこでどんなことをしていますか。
卒業してから3年間、春から秋の間は北アルプスの穂高連峰の中腹にある山小屋で働いてます。冬はスキーのインストラクターをしていました。

2、将来の夢や、就きたい職業は何ですか。
いずれは人の体に関わる仕事をしたいです。整体やマッサージ、特にスポーツ障害に興味があります。
が、その前に海外に行ったり旅をしたりして様々な世界や生き方に触れたいです。
                                           Y・T(2005年度卒)

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1、現在どこでどんなことをしていますか。
   国際基督教大学高校の3年生です。今は受験に向けて勉強しています。
2、将来の夢や、就きたい職業はなんですか。
   今はとにかく第一志望の大学にうかること。
4、いずみの学校と転出先の学校とに在籍することでそれぞれ特に学んだこと・経験したことはどんなことですか。
 いずみの学校で教わったことは僕が今の僕であることに大きな影響を与えています。特に受験に直面した今、よく感じるのが勉強の仕方。シュタイナー教育の何事も深く丁寧に追求するというスタンスがどれほど重要なことかを身にしみて感じています。いずみの学校ではただ公式や年号を使いこなせるようにするなんてことは絶対になかった。例えば数学なら、公式がうまれた時代背景から学びました。勉強に限らず、これに慣れると何か一つのことを始めたとき、それに関係する様々な世界が面白そうに見えてきます。こういう勉強の仕方を覚えたことは僕の中でひとつの自信になっていますし、色々なことに興味を持てるようになったことは日常をだいぶ充実させてくれていると思っています。
ICUに来てからは大勢人がいることからいろんな価値観や考え方に触れられたこと、その中で野球部のキャプテンや学校祭の委員をつとめたことで人を動かすことの難しさや外部の人との付き合い方を学んだと思います。

6、下級生に伝えたいこと
 いずみの学校では普通ではありえないような体験が色々とできます。イニシエーションキャンプや農業実習、演劇の授業などは言うまでもありませんが、他にも芸術の授業が多いことやスキーの授業があることは本当に自慢できることだと思います。これらの経験は今でも僕の活動の中で信じられないようなところで力を発揮しています。例えば、ほんの一例ですがフォルメンで培ったフリーハンドで直線や円を描く力や模様を線対称に描く力、ちょっとした絵を描ける力というのはレポートや企画書、ポスター等を作る上で大いに役立っています。
ところで、僕が在籍していたときから僕ら生徒はよく学力を心配していました。いまでも皆さん心配しているのではないかと思いますのでそのことについて少し触れておきたいと思います。いずみの学校ではテストも成績もないですし、上に書いたように芸術や実技の授業が多いのでいわゆる主要5科目の力が欠けているような気がするのもよくわかります。しかし、いずみの学校の授業はかなり奥深いです。今受けている高校の授業がすべてメインレッスンで聞いて知っている内容、なんてこともよくあります。さらに例えば受験では難しい大学であるほど、ただの丸暗記やテクニックをむやみに使うだけでは対処できなくなっていきます。本当に内容を理解しているかが問われてくるからです。いずみの学校ではそういった力をつけることができると思います。ただ、前述したようにいずみの学校にはテストも成績もないので、授業にちゃんと向き合うかどうかはかなり生徒自身によるところが大きいと思います。ぼーっと過ごしていて頭が悪いと嘆いているのは悲しいことだと思うのでその辺意識してみてください。
いずみの学校の魅力を最大限生かすには何事にも積極的に関わることが大事だと思います。その気になれば色々なことができるので何でもやってみてください。きっと楽しくなりますよ?
僕にとっていずみの学校は最高の場所です。そこには最高の仲間がいて、本当に毎日楽しく有意義な時間を過ごせました。いずみの学校でいちばんいいところは「ノリ」と「楽しさ」だと思います。これからもいずみの学校がそんな場所であることを願っています。                                   
K・K(2005年度まで在籍。その後私立学校へ進学)

1)現在どこでどんな事をしているか。

現在は『ふみだす』と言う施設で働いています。そこでは100円ショップのダイソーに売る商品の袋詰めや大きな箱に詰めて納品したり、畑でジャガイモやサヤマメやインゲンを納品したりします。仕事が特に何もない時は施設の掃除用のぞうきんを縫っています。デザインは個人が好きなようにマジックでぞうきんに直接書きます。例えば僕はバルタン星人とか(笑)他の人達は猫とか兎とか色々デザインしています。

2)将来の夢や、就きたい職業は何か。

着きたい職業はありませんが、将来の夢はもちろん小説家になる事です。現在ゴジラの自作小説を自分のYahooブログの『特撮映画ジャーナル』に掲載しています。お暇があればどうぞ読んでみて下さい(笑)今新作も構想して書いています。

3)在学中はどんな生徒でしたか。
ゴジラが好きな良くしゃべる生徒です(笑)

4)在学することで特に学んだことは
いろいろ市川先生に宗教だとか悪魔や天使についてとかいろいろ学びました。いまその経験をいかしてゴジラの自作小説を書いています。

5)いずみの学校高等部に不足しているのはどのようなことですか。
特に思いつきませんが生徒数が足りないとか?

6)在学生に伝えたいことがあれば教えてください。
まあ皆さん頑張って下さい(笑)あと伊達市のゲオのあたりにはちょくちょく現れるので見つけたら声をかけてください(笑)あと自分のYhoo!ブログの『特撮映画ジャーナル』のゴジラの自作小説も是非読んでください。

7)今後のいずみの学校に期待することは何ですか。まあ、私立の学校になって生徒数が増えて宗教や芸術の事を多くの人達が学べるそんな学校を期待しています。

S・H(2007年度卒)

1)現在どこでどんな事をしていますか?
 今は長崎で定時制の学校に行っています。

2)将来の夢や就きたい職業は何ですか?
僕は三年間いずみの学校にいて、この学校に何か残してあげられないかと思っていました。
でも卒業しても思いつかず、長崎に行ってからようやく分かった事は・・・僕は演劇を教える先生になりたいと思いました。そして、いずみの学校の子どもたちに演劇の素晴らしさを教えたいと思いました。

3)在学中はどんな生徒でしたか?
 自分ではおとなしい方だったと思います。でも、いずみの学校を卒業して変わったと思います。

4)在学することで特に学んだこと、経験したことは何ですか?
 やっぱり、友達との友情、先生、父母の愛、そして皆の絆です。

5)いずみの学校高等部に不足しているのはどのようなことですか?
 生徒に情報が伝わってないこと。

6)在学生に伝えたいことがあれば教えてください。
 僕はいずみの学校に入ってとても楽しくて、今までの人生の中で一番の学校生活でした。
だから、これから出会う友達、先生、そして今いる友達と先生をもっと大切にしてあげてください。皆から愛される人になってください。そして、この仲間たちと先生と一緒に学べて本当に良かったと思えるような学校生活を送って欲しいです。いずみの学校で教えていることは他の学校では教えてくれません。特別なそこでしか学べないものがいっぱいあります。だからこれだけは忘れないでください。自分は1人じゃない、いずみの学校の皆に支えられているということを。

7)その他、何かあれば書いてください。
 いずみの学校の皆さんへ
僕はいずみの学校に来て沢山の事を学びました。その中で学んだ事はとても楽しくて、自由で、皆の事を考えてくれる先生がいて友達がいて、愛情たっぷりの父母に支えられて・・・僕は本当にこの学校に来て大切なものをいっぱいもらいました。そして三年間僕を支えてくれたKさん(ホストファミリー)一家にも沢山の愛情をもらいました。それは、僕にとって一番大切な宝物です。
いずみの学校に来て良かったです。 いずみの学校の皆さん、本当にありがとうございました。

S・T(2007年度卒)
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by steiner-izumi | 2007-07-13 09:10 | 卒業生の声
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